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 昨日は友達と、「大丈夫であるように -Cocco 終らない旅-」を観て来た。

 何をどういえばいいのか……。いろいろ感じて、考えて、泣いたのに、あるいはだからこそ、うまい言葉が見当たらない。
 なので、映画の内容を知りたい方はきっこさんという方が書いたレビューを読んでみるといいかもしれないです。

 ひとつの「映画」としては、インタビューがいっぱいあるとか、もうちょっとダイナミックな構成になってるのかと思ったけど、予想に反してずっと淡白だった。ロードムービーのように、ツアーをずっとそばで撮り続けて、それをそのまま並べたような感じ。
 そういえば、この監督が撮った「誰も知らない」もおんなじような映画だったなぁ。大げさな演出も劇的なストーリー転換もなく、ただひたすら、静かに寄り添うように、なるべく撮り手の解釈を入れずに、映像にする。
 それはつまるところ、被写体への誠意なんじゃないだろうか。
 そして観る側は自由をもらえる。「監督が感じたCoccoの想い」じゃなく、Cocco本人の想いを感じることができる。


 癌で亡くなった友人の棺に納めた「鳥の歌」という歌が出てくる(CDにはなっていない)。
 その歌詞に、青い鳥、が出てくる。
 たぶん、亡くなった人の魂になぞらえているんだと思うんだけど。
 それを聴いて、中学の教科書に載っていた短歌を思い出した。

白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ

 ああ、青い鳥なら海にも空にも溶け合って、哀しくないなぁ、と思った。 


 そんなことを思いながら観ていた。




 私はまず何をすべきだろう?

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