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伝えたいこと。湧き上がってくるもの。
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 おんなじものを撮っても、撮る人によって出来上がる写真は全然違うものになる、という話はよく聞く。
 私が撮る写真は、私っぽさが出ている、といってくれる人がいる。
 じゃあ私らしい写真ってなんだろう。意識したことなんてない。
 ただ、自分が撮りたいと思ったものを撮っているだけ。

 私らしさが出ている、から、私の写真だ、と胸を張って言うのはちょっと抵抗がある。
 たとえば絵や小説は、すべて描き手・書き手の内側から出てくるものだ。だからその人の絵であり小説と言って差し支えないだろう。
 だけど写真は違う。被写体がいなければ写真は成り立たない。撮り手はただ、それを切り取らせてもらうだけ。
 特に人を撮った写真は、撮ってから時間が経てば経つほど「私の写真」とは言いづらくなってくる。
 「私の写真」じゃなくて、「撮られた人の写真」じゃないか、と思う。
 撮り手である私の匂いが時間と共に薄れていって、写真の中にいる人たちの存在感が増してくる。
 少し寂しい気もするけど、それが当然だという思いもある。

 そんなわけで、昨日はTHE NIGHT FLYERのライヴを見に雨の渋谷まで行ってきました。
 先日私が撮った彼らの写真が、とても綺麗な形でフライヤーに使われていてとても嬉しくなりました。
 そして彼らの成長ぶりにも嬉しくなりました。 ←何をえらそうに…
 みんなの存在感を伝える手助けがちょっとはできたかなぁ。

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KANA
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自己紹介:
日本写真芸術専門学校在籍。
主な使用カメラ:NIKON U2 , NIKON D7000 , HASSELBLAD 503cx
植物と光と陰を撮るのが好きです。
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