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タイトルはCoccoの「Raining」から。

どうも。一週間で3回もライヴを見てさすがに疲れたコウヅキです。
感情が動くとそれだけエネルギーも消費するよね。
そんなわけでいまさらだけどさらりと感想をば。

1月5日 広島
Cocco好きの友達が、おばあちゃんちが広島にあって泊まれるから是非!と誘ってくれたので行ってきました。
チケットもその友達が取ってくれたんだけど、席がなんと前から2列目!
端っこのほうではあったけれど、そりゃあもうものすごく近くて大興奮でした。
ひらひらとバレエを踊り、かと思えば髪を振り乱して叫び、体を揺らして、沖縄民謡も歌ったりして。
ライヴ開始直後はちょっといろんなものに気をとられてあんまり集中できなかったんだけど、中盤でやってくれた歌に感動しました。
歌が生まれるときは、友達のための歌だったり、自分のための歌だったりって個人的な想いから生まれるんだけど、でもそれをいろんな人に聴いてもらったら、それはみんなの歌になるから、これは早くみんなの歌になって欲しいから、だからお手を拝借します(笑)、といって歌ってくれた、CDになっていない歌。
「生きるために行こう 誰も 一人もいかせないよ 手を伸ばすのなら きみが望むなら」
このサビでぐっと来ました。危うく号泣しかけた。
生きろ、とにかく生きろっていう、ものすごく強いメッセージがそのままドカンと心に入ってきて。
ああ、やっぱりこの人の想いの深さ、強さと、それをストレートに伝える覚悟にはかなわないや、と思った。
泣きたいんだけど、でもやっぱり笑顔でこっこのメッセージに応えたくて、もうめちゃくちゃな顔をしてたと思う、自分(笑)。
感動した、という言葉では言い表せないくらい、素晴らしいライヴでした。




はい、そんなわけでCoccoきらきらライヴツアーin武道館編です。
また今度書こう、なんて思ってたら案の定こんなに時間が過ぎてしまいました。
つーわけで簡素版(笑)。

1月9日。
武道館の2階席で随分ステージと離れてるから満喫できるかなとちょっと不安だったものの、実際に席についてみたら角度としてはものの見事にステージの正面でびっくりしました。
ステージから離れて見る点のメリットは、照明の美しさが本当によくわかること。おととしのザンサイアンツアーのときも思ったけれど、ライヴって照明の演出効果もすごく重要。今回も照明の演出に煽られてどきどきしました。
この日、一番私が泣いたのは「花うた」でした。
若い頃、自分の顔が嫌いで鏡を見るのがイヤでイヤでしかたなかった。たぶんみんなもそう思ったことがあると思う。でもさ、人から見たらきれいなのよね。だから、すべての女子にこの歌をうたいます。
そんなようなことを言って、これを歌ってくれたのでした。
「樹海には お菓子の家  そんなのスキップ 目指すはピンク色」
「教えてあげられるかな 鏡には きれいな女の子」
あったかい言葉、あったかい歌詞、あったかい歌声。
聴いた人まであったかい気分になる、素敵な歌でした。

1月10日
この日は「アコースティック・スペシャルナイト」ということでちょっと特別な感じでした。
会場入りすると、まずステージの上を見てニヤリ。普通のライヴだと、マイクがあって楽器があるだけの、モノトーンのステージが多いと思うけど、この日はおもちゃ箱をひっくり返したような賑やかでかわいらしいものでした。布張りの椅子が何脚か(しかもすべて違うもの)、棚のようなものには布が敷かれて、ランプがいくつもあって、ボーカルの足元に置くスピーカーにも水色のカバーがしてあって、楽器やマイクがどこにあるやら遠目ではよくわからないほどごちゃごちゃ。
そしてこっこの第一声は「いらっしゃいー。ようこそ燦々スタジオへ」。
なんとアルバム「きらきら」をレコーディングした手作りのレコーディングスタジオを再現したステージだったのですね。
こっこと、一応一通りの楽器隊はいたけど、ライヴ中ほぼ座ったままリラックスムードで演奏してました。お客もずっと座ったまま。あれかな、平井堅のKen's barってこんな雰囲気なのかな。そんな印象。
そんでもって、暗転するといっぱいあるランプのあったかい光だけになってムード満点なんだ!
この日、特に印象に残ったのは「Raining」でした。
足元のスピーカーを乗り越えて、ステージの際ギリギリの床にぺたりと座って、力まず、体を揺らして、ただ歌う。お客などいないように、誰もいない海辺でひとり口ずさむように歌う。その姿がとても美しくて。
この歌は、こっこが16歳のときに生まれたものだそうです。私が初めて聴いたのは中学生のとき。それを思うとなんとも言えない気持ちになって。
「それはとても晴れた日で 未来なんていらないと想ってた」
そんな歌詞を、でも全然悲観的にもならず、ただ音に乗せて、想いを認めて、包み込んで、そっと空へ放してやるような、昔の自分を許してやるような、そんな歌い方で。
本当にきれいでした。
この日はまだ音源化されていない、ザンサイアンツアーで歌った曲(通称「藍に深し」)と、広島で聴いて大感激した曲も歌ってくれて、しかも蓋を開けてみたら2時間半ものステージで、もう大満足でした。



「癒し」なんて言葉じゃ全然足りない。
活動停止前とも、ザンサイアンのときともまた違う。
すごく大げさな言い方だけど、「生きること」の全面肯定、のような、優しくて、暖かくて、力強くて、前向きな、本当に素晴らしいライヴでした。これを糧に一年頑張ろうと思いました。
ちなみに武道館ライブは両日ともDVDになるそう。今から楽しみだ!

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