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伝えたいこと。湧き上がってくるもの。
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 トラックバックなるものを初めてしてみる。

 昨日、仕事が半勤だったためららぽーとに寄ってきた。
 館内は節電対策のために薄暗く、営業も18時まで。地震の影響だろう、休業中のショップもちらほらあった。
 それは良いとして。

 土曜日なのに全然混んでない。どうなんだろうこれ。
 浪費しろとは言わない。節電だってするのは当然。だけど買い控えが過ぎるのってどうなの。
 それはつまり、お金が回らなくなるってこと。経済が元気を無くすってこと。
 千葉だってそれなりに被害があって、計画停電にやきもきして、電車も思うように動かなくて、ガソリンはなくて、日々の生活でモヤモヤはある。だけど、まだ比較的元気なほうだ。
 元気がある人たちが、元気をなくした人たちを支えるのは当然でしょう?
 私たち日本人が、日本を支えなくてどうするの。
 支えが脆くてどうするの。
 日ごろ、「日本の中心は自分たちだ」みたいな顔をしながら街を闊歩しているんなら、日本の一大事に目を向ける役割を果たすべきでしょう。
 一部の品物の買占めはもちろん問題だけど、それ以外のものをほとんど買わなくなるのも問題だと思う。そのことに、少しでも多くの人たちが気づくといい。

 節電するのは当然。被災地への募金も必要。
 同じくらい、日本全体の元気をできるだけ保っていくことも、必要だと思うんだよなぁ。

 自分の足元をみて、その範囲をいつもより少しだけ広げて、落ち着いて、感情的になりすぎずに、日々の生活を送ること。
 同時に、被災地のことを忘れないこと。
 とりあえず、まずはそこから。

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 mixiでは日記を書いたけどこちらではまだだったので念のため書いておきます。
 上月兎会とその家族は、なんら怪我もなく無事でおります。ご安心ください。

 地震発生当時は千葉県内の職場にいました。揺れによって背丈よりもある棚が倒れたりしたけど、けが人も特にいなかったよう。
 ただ、県内に自宅がある職員がほとんどにも拘らず、交通網の麻痺で帰宅難民者が多く出て、職場に泊まった人もちらほらいたみたい。かくいう私も電車が動いていない&歩いたら相当の距離&次の日も仕事だったため、寮に住んでいる子に泊めてもらうことにしました。
 次の日はたまたま自分は半勤だったため、お昼過ぎに帰宅。でも案の定電車はダイヤが大幅に乱れていて、家までいつもの3倍近い時間がかかった。疲れました。でも止むを得ない。
 自宅マンションは、エントランスのタイルがずれて浮き上がっていたり、廊下の手すりが歪んでいたりしました。家の中もめちゃくちゃで、それでも一晩でずいぶん片付いた、と母。曰く、冷蔵庫の中身は全部飛び出し、食器棚も手前にある(=よく使う)ものは落ちて割れたとのこと。レンジとトースター用の棚は倒れたままになっていました。
 自分の部屋もめちゃくちゃで、棚の上のものは全部落ち、本棚の中身も一部散乱、棚に置いていた鉢植えは落ちて土が散らばり陶器の受け皿が割れて破片が飛び散り、足の踏み場がない、何がどこにあるのか分からない状態。ベッドの上が無事だったのが幸い。

 ……だけど、それが「被害」とはいえないほど、自分は「被災者」だと言うのが憚られるほど、テレビに映し出される被害は深刻で、何を感じていいのかわからなくなる。目の前で家が流される気持ちって、家族の安否がわからないって、どんな気持ちなんだろう。
 ほんのちょっと、本当にほんのちょっとだけど、戦争や災害で自分だけが生き残った人がくちにする「生き残ってしまったのが申し訳ない」っていうのがわかった気がする。本当に、ちょっとだけ。

 昨日は部屋の片づけをして、といっても散乱したものをダンボールに入れただけだけど、今日はたまたま休みだったので母といろんなものの買出し。水やレトルト食品、缶詰は既にまったくと言って良いほど売り切れで、トイレットペーパー、ティッシュペーパーも品薄。
 今後のことを考えながら、だいぶ気持ちは落ち着いてきたけど、いったいいつまで不安を抱えながら生活していくんだろう、と思う。余震の不安、停電の懸念、水が止まるかもしれない、生活用品や食料品がスーパーに並ばなくなるかもしれない、そんなのが、どれだけ続くんだろう。
 被災地のことを考えながら、自分の生活も送る必要がある。たくさんの遺体が見つかっている横で、うちの今日のご飯はなんだろうと思う。
 私にできることはなんだろう。
 と、考えながら、自分の生活に戻っていくんだ。
 同じ空の下に、家を、家族を、住みなれた町を失った人たちがいるというのに。


 私にできることはなんだろう。

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この言葉を知ったのは高校生のときだったか。
以来ずっと、春になると思い出す。
明るい、穏やかな憂鬱。
好きな季節のはずなのに、気が滅入るのはなぜなんだろう。


なかなか、世の中うまくはいかないなぁ。



もうすぐ春が来る。

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 見てきましたよ「やぎの冒険」。

 気づいたら上映回数がかなり少なくなっていて、9時40分からと夜の8時くらいからしかなくなっていてどうしようかと迷ったけども。休みの日に、仕事に行く日とほとんど変わらない時間に起きて、池袋までいってきたのでした。
 さすがに朝早いせいもあって、映画館はガラガラ!70人くらい座れる部屋に、5人くらいしかいなかったんじゃなかろうか。快適快適。


 以下感想。

 始まってからしばらくは、これ十代の子が撮ったんだよなぁ、でもそんなふうに意識しながら観るのは失礼だよなぁ、っていろいろ思っていたけど、だんだんそんなことどうでもよくなってきた。
 全体的にスローペースで、丁寧で、もっといろんなことを詰め込もうとすればできただろうにあえてそうすることもなく、声高な主張もなく、だけど伝えたいことはちゃんとあって、ゆっくりと体に染み込んでくる、そんな映画でした。好感が持てました。
 本当にねー、丁寧なんだよー。沖縄の日常の風景がそのまま撮られているような印象で。沖縄らしさを強調するわけじゃないのに、やっぱり全編ずっと沖縄の空気が漂っていて。
 少年の、たぶんあの年頃を経験した人は誰しもが抱えてきたのであろう不安や憂鬱さ、心もとなさと、衝動性や根拠のない全能感がない交ぜになった感覚、も、すごくよく出ていた。そこら辺は、やっぱり登場人物たちとすごく近い年齢の監督ならではの表現なんだろうなぁ。年齢のことを持ち出すのってどうしても上から目線になってしまいがちで、年下を侮ってるようで、あんまり好きじゃないんだけどさ。でも「この年齢にしてはなかなかやるな」じゃなくて、「この年齢だからこそこういうのが撮れるんだな」っていうのをすごく思った。だって、大人が作る「こども像」って、どこかで無理がでるんだよ。無駄にこどもっぽくしすぎたり、かと思えば変なところで大人びていたりね。都合のいい「こども」を大人は作りがちなんだ。それが一切なかったのがとてもよかった。うん、本当によかった。
 あと、個人的には主人公が那覇から名護へのバスに乗る風景、那覇バスターミナルとか、米軍基地がちらりと見えたりとか、西海岸沿いの風景とかが一年前の沖縄旅行を思い出されてツボでした。

 うん、早起きしてわざわざ池袋にまで見に行った甲斐があった。

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 去年の沖縄旅行のとき、ウォークマンでずっと、Coccoの「ニライカナイ」とカップリングの「やぎの散歩」を聴いていた。そのあと出たアルバム「エメラルド」にニライカナイは入っていたけどやぎの散歩のほうは当然ながら入っていなくて、それもあって「やぎの散歩」を聴くと自然とあの旅行のことが鮮やかによみがえってくる。
 茂る緑、蒸し暑い風、湿った空気、うんざりするくらい強い日差し、気だるい夏の気配。絶望と希望。

 「やぎの散歩」は、沖縄に住む14歳の少年が自主制作した短編映画と共にCoccoにファンレターを送って、それを見て心を動かされたCoccoが生んだ歌だ。そして、その映画を下地にして「やぎの冒険」という長編映画ができ、そのテーマソングになった。
 そんな流れは知っていたし、沖縄で上映されたことも知っていたけど、まあこっちにはこないんだろうなぁ、来ても単館上映になるんだろうなぁ、って、きっと見ることはないんだろうなぁ、って思ってた。
 Coccoと14歳の仲村颯悟監督の対談もネットで読んだ。去年一年で観た映画の中で一番考えさせられる、中身のある映画だというCoccoの言葉と、長編映画のほうは観ていないのにすごく雰囲気に合った歌をもらえて驚いたという仲村監督のコメントで、ぼんやりと、観てみたいなぁと思うだけだった。


 で!
 なんとその映画が東京に来てるらしいよ!
 やっぱり単館上映だけど、池袋だって! その気になれば観にいけるじゃん!
 どうしよう、今度の日曜に行ってしまおうかしら!
 だって、14歳が撮った映画ってどんななんだろう。何を思って作ったんだろう。すごく気になる。
 オフィシャルサイトを見る限り、本格的な映画のようだし。つまり、少年の思いに賛同した大人がたくさんいるわけだ。これはなかなかどうしてすごいことじゃないか。
 うん、観に行きたい。


映画「やぎの冒険」オフィシャルサイト
http://yaginobouken.jp/index.html

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